OHKロビー改修計画

近年、高知県では宿泊施設が増えており、年々旅行者も増加する中、他のホテルとの差別化を図ることが求められている。
現在の当該ホテルのロビーは、受付がカウンターで囲われることによって、スタッフと宿泊客が分断され、 互いに距離が生じてしまう。そのため、同じ空間にいながらも干渉しない存在となっている。
理想的なホテルのロビー像として、二つ挙げられる。一つ目は、スタッフと宿泊客の距離が完全に分断されずに、お 互いの場の境界が混ざり合っている場と考える。境界が混ざり合うことによって、スタッフと宿泊客、宿泊客と宿泊 客の接点が増え、交流が生まれる。
二つ目は、宿泊客の利用だけでなく、スタッフや地元の人々にとっても快適に過ごせる場と考える。例えば、スタッ フが休日でも気軽に足を運べたり、地元の人々もフラっと立ち寄れたり、スタッフにも地域にも密着した場になること により、泊まるだけでなく宿泊客、スタッフ、地元の人々の三者にとって、新しい発見や快適に過ごせるなどの付加価 値をつくりだすことが重要だと考える。
そこで、提案したのは、大小さまざまな天板により、自由な使い方のできるロビーである。
天板の配置により、袋小路のような場を作り、回遊性を出し、天板の高さを変えることにより、テーブルのように使ったり、椅子のように使ったりできるようにすることで、利用者が自分の好きな場所を見つける楽しさが生まれるようにした。また、大きな天板の周りに小さいな天板を取り付けることにより、胡坐をかいて座ったり、荷物置きに使ったりなど、より豊かに使うことができるようになる。
サービス機能を天板による什器の中に取り入れることにより、スタッフとお客さんの距離が近くなり、交流する機会を増やす。

竣工年:2019年-計画中

所在地:高知県高知市

用 途:ロビー