「現代建築家宣言 Contemporary Architects Manifesto」
生活者の視点から建築、都市のあり方を問いかける、批判精神を軸とした建築雑誌『建築ジャーナル』にて、若林が連載中。 現代建築家とは何なのか、なぜ・何を・どのように宣言する必要があるのか。
建築界のこの底知れぬ閉塞感と夢の無さを肌身で実感する平成生まれの20代建築家が、 それでも建築に希望を見いだす術を模索した痕跡。




第 四 回|2019年12月号
ぶきみなきみをきみはわらう
〈不気味さuncanny〉をキーワードに、現代の人々が忘却し、潔癖症的になっている「生」のその生々しさと向き合う。人間、動物、機械を超えた「生命」の確からしさを、〈滑稽さcomique〉、〈不気味さ〉を土台にしたパースペクティヴによって獲得する。

第 五 回|2020年3月号
〈可謬性〉の海を漂うことは 〈誤配〉に身を任せることであり、 それは〈偶然性〉の暗闇で迷うことであり、 それは無数の〈模倣〉の連鎖であり、……
〈可謬性fallibility〉をキーワードに、正しさではなく誤ることの価値を問う。そこで、〈誤配〉、〈偶然性〉、〈模倣〉と様々に誤謬の海を漂いながら、可塑的に変化していくことの可能性を探る。